「共働きだからこそ、お互いの体調管理は大事にしよう」
そう思っていたはずなのに、ある日突然、ママが体調を崩して寝込んでしまった…。
普段は夫婦で協力してなんとかまわしている家事・育児・仕事。
でも片方がダウンすると、一気に崩れかける家庭のバランス。
この記事では、「ママが体調不良になったとき、パパが実際にできたこと・できなかったこと」をリアルに振り返ります。
さらに、「次に同じことが起きたときにどう備えればいいか」も、経験から学んだこととしてまとめました。
ママがダウン!わが家の緊急事態発生

ある朝、起きてきたママの顔が明らかにしんどそう。
熱を測ると38度を超えていて、これは明らかに「即ダウン」のサインでした。
その瞬間から、わが家の“いつも通り”はストップ。
そこから始まった、パパのドタバタワンオペモードのリアルをお届けします。
突然の発熱、家庭の空気が一変
子どもは元気いっぱい。
なのにママは布団から出られず、家の中はいつもとまったく違う雰囲気に。
子どもにも「ママどうしたの?」と不安そうな顔をされると、こっちも心がザワザワ…。
ママの様子を気にしつつ、家事と育児のスイッチを一気に切り替える必要がありました。
子どもの対応・家事・仕事…すべてがのしかかる
保育園の準備、ごはん、洗濯、お迎え…
いつもは分担しているタスクをすべて一人でまわすプレッシャー。
とりあえず、職場に休みの連絡をしてママの看病と子どもの対応をすることに。
この「全部一人でやるしかない」状況は想像以上にハードで、
1日が終わるころには完全に電池切れになっていました。
そのときパパができたこと・できなかったこと

初めての“ママ不在モード”で奮闘したパパ。
何とか乗り切れたこともあれば、うまくいかなかったことも。
ここでは、「これはやってよかった」「これは反省した…」という視点で、実体験を振り返ります。
できたこと①:最低限の家事と子どもの世話
洗濯物をまわして干す、ごはんを用意する、保育園の送り迎えをする。
普段からある程度家事に関わっていたおかげで、なんとかこなすことはできました。
「最低限回ればOK」と割り切ったことで、気持ちにも少し余裕が持てたのがよかったです。
できたこと②:ママの休養を最優先にした
「ムリに起きなくていい」「全部こっちでやるから休んで」と伝え、
ママが病院に連れて行き、帰ってきてからは寝室で静かに過ごせるように配慮しました。
完全に隔離状態にして、食事も睡眠も別室で行いました。
体調が戻るまでは“完全おやすみモード”をつくることが最優先でした。
できなかったこと①:食事の準備が大混乱
料理が得意ではない自分にとって、3食の準備はかなりの負担。
しかもママには、消化の良い物を作ってあげたいので、子どもと違うメニューを作らなければならない状態でした。
朝はパンにバナナ、昼はうどん、夜はお惣菜…と、バタバタ。
「これ、常に誰かが用意してくれてたんだな」と実感し、ママのありがたみを改めて感じました。
できなかったこと②:自分のイライラを隠せなかった
疲れがピークのとき、子どもが言うことを聞いてくれなかったりすると、普段怒らないことでも怒ったりしてしまいました。
ママに対しても「もう大丈夫そう?」など早く治して欲しい気持ちで伝えてしまった瞬間も。
もちろん本心じゃないけど、余裕がないときほど感情は出やすいんだと痛感しました。
経験してわかった「備え」と「心構え」

この経験を通して、「いざというときに備えるって本当に大事だな」と思いました。
ただし、備えるのはモノだけじゃなくて“気持ち”の部分も含めて。
最後のパートでは、次に同じことがあったときに活かしたい「備えと心構え」についてお話します。
いざという時の“非常用ルール”を決めておく
「ママがダウンしたら何をどう動くか」をあらかじめ話し合っておくだけでも、慌てずにすみます。
共働き夫婦で家事・育児・仕事を回している家庭では、ママだけではなくパパががダウンしたときも同じですね。
例:子どものごはんは冷凍ストック、洗濯はまとめて翌日、などの方針を決めておく。
“もしも”のシナリオがあると、パパの行動も明確になります。
日頃から作り置きのご飯などを作っておくのも1つの案だと思います。
家事や育児の「共有化」は日頃から
普段から家事や育児を“見える化”しておくことで、
いざというときに「どこから手をつけていいか分からない」を防げます。
分担というより“共有”という意識が、家庭全体の安心感にもつながります。
感情の余裕をつくる“自分のケア”も大事
寝不足・疲労・焦りが重なると、イライラは避けられません。
そういうときこそ、「自分のメンタルケア」も大切。
深呼吸する、5分でも一人になる、誰かに愚痴る…。
余裕があるパパでいるためには、意識的に“自分を守る”時間も必要です。
イライラしないパパの気持ちの整え方は「子どものイヤイヤ期にイライラしないコツ!パパの気持ちの整え方」で紹介しています。
まとめ
ママの体調不良という緊急事態を通して、パパである自分が気づかされたことはたくさんありました。
できたことも、できなかったことも、どちらも大切な学び。
大事なのは「次に備えること」。
日頃から家庭のことを“共有”しておくこと、
そしていざというときの心構えを持っておくことが、
家族みんなの安心につながると思います。
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