子どもが突然泣き出したり怒り出したりすると、つい「なんで泣いてるの?」「泣かないの!」と言ってしまう…そんな経験、ありませんか?
わが家でも癇癪のたびに、つい原因を探したくなり、問い詰めるような声かけをしてしまっていました。
でも、あるときふと気づいたんです。「子ども自身も、自分の気持ちがわからないときがある」ということに。

この記事は、こんな人におすすめ!
- 泣いてる子に、どんな言葉をかけたらいいのかわからない
- つい”なんで泣くの?”と言ってしまうのをやめたい
- 癇癪のとき、子どもの気持ちに寄り添える声かけを知りたい
今回は、パパの声かけひとつで子どもが落ち着き始めた“言葉の選び方”を、実体験をもとにまとめました。
「なんて声をかければいいの?」と悩むパパのヒントになればうれしいです。
「泣いてる子どもに、何を言えばいいの?」と悩んだときに

子どもが泣いたり怒ったりすると、まず状況を知ろうとして「なんで泣いてるの?」と聞いてしまいがち。
でも、癇癪の最中は感情があふれていて、言葉にならないことがほとんどです。
そんなときこそ“正論”より“共感の一言”が効きます。
ここでは、わが家で実際に子どもが落ち着くきっかけになった声かけと、逆に火に油を注いでしまった言葉をセットでご紹介します。
1. 「イヤだったね」「悔しかったね」/NG:「なんで泣くの?」
子どもが癇癪を起こすと、つい「なんでそんなことで泣くの?」と問い詰めたくなりますよね。
でも、泣いている最中の子どもは“自分の気持ち”をうまく言語化できません。
わが家で効果的だったのは、「イヤだったね」「悔しかったんだね」と、感情に寄り添うひとこと。
こう言うと、「うん…」とうなずいて気持ちが整理されるようになりました。
一方、「なんで泣いてるの?」という言葉は“責められてる”と感じて余計にヒートアップすることが多かったです。
大人も、泣いてるときに理由を聞かれても困るのと同じ。
まずは感情を“代弁”してあげるだけで、空気が和らぎます。
2. 「パパはここにいるよ」/NG:「落ち着いて」
癇癪のとき、何も言わずに子どもと距離を取ってしまうと、「ひとりにされた」と感じてますます不安定になります。
そんなとき我が家で意識したのが、「パパはここにいるよ」「ずっとそばにいるよ」という安心させる言葉。
これだけでも子どもは、「気持ちをぶつけても見捨てられない」という安心感を得られるようです。
逆に、「落ち着いて」「泣かないの!」などの言葉は、子どもの状態を否定しているように伝わることも。
パパの気持ちはわかりますが、癇癪の最中に“正しさ”を押しつけても逆効果。
まずは安心できる言葉で、心のスペースをつくることが第一歩でした。
3. 「どうしたかった?」/NG:「早く言ってよ」
癇癪がおさまりかけたタイミングで、「どうしたかった?」と優しく聞くと、少しずつ子どもが自分の気持ちを言葉にできるようになってきました。
ここで大事なのは、責めるトーンではなく“気持ちを聞く姿勢”でいること。
一方、「早く言ってくれたらよかったのに」などの言葉は、子どもに罪悪感を与えてしまうことが多かったです。
癇癪は、気持ちがコントロールできないから起きるもの。
それを後から責めてしまうと、子どもは「気持ちを出すのはダメなんだ」と思ってしまいます。
パパとしてはつい言いたくなるセリフですが、「伝えようとしてくれたんだね」「どうしたかったのかな?」というスタンスで気持ちに寄り添う対話を意識しました。
【まとめ】
癇癪の対応は、子どもだけでなく親の気持ちにも余裕が必要だからこそ、毎回がチャレンジですよね。
でも、「なんで泣いてるの?」と原因を追い詰めるよりも、“今の気持ちに寄り添う一言”のほうがずっと効果的でした。
言葉って、たった一言で子どもの安心感も、自己肯定感も左右します。
わが家でも完璧な対応はできていませんが、「気持ちをわかってくれるパパ」になることを少しずつ目指しています。
この記事が、あなたの次の癇癪対応に役立ちますように。
実際にパパがやって効果があった癇癪対応は【子どもの癇癪(かんしゃく)にパパが試して効果あった対応5選】で紹介しています。
コメント