子どもの「イヤ!」が止まらない――。
ごはんもイヤ、お着替えもイヤ、お風呂もイヤ。何をするにもひと苦労。
そんなイヤイヤ期、親の「もう無理…」が口から出そうになる瞬間、ありますよね。
我が家もまさにそれでした。
でも、子どもにかける“声のかけ方”を変えたことで、衝突がぐっと減り、お互いにラクになったんです。
今回は、共働きで時間も心にも余裕がない中でも、我が家のパパが試して効果を感じた「イヤイヤ期の声かけテク5つ」をご紹介します。
「もう無理…」が少しでも減って、親子の時間がちょっとラクになりますように。
なぜ“声かけ”が大事なのか?

イヤイヤ期にこそ、「声かけ」はパパにできる最強のツール。
なぜなら、子どもが自分の気持ちをうまく言葉にできない時期だからこそ“親の言葉”が安心材料になるからです。
ただし、何気なく使っている言葉が子どもを追い詰めていることも…。
だからこそ、「どう声をかけるか」でその後の行動や気持ちに大きな差が出てくるんです。
①「どうしたの?」より「○○したかったんだよね」
よく言ってしまいがちな「どうしたの?」という声かけ。
でもこれ、子どもからすると「分かってくれない」「責められてる」と感じてしまうことも。
そこで意識したのが“気持ちの代弁”をすること。
例)
「おもちゃまだ使いたかったんだよね」
「もっと遊びたかったんだよね」
こう声をかけるだけで、子どもの表情が一瞬で変わることもあります。
「気持ちを分かってもらえた」と感じるだけで、子どもは落ち着きを取り戻しやすくなるんですね。
②「〜しようか」ではなく「どっちにする?」
「お風呂入ろうか?」と聞いて「イヤ!」となるパターン、経験ありませんか?
我が家ではこれを“選択肢スタイル”に変更しました。
例)
「お風呂でアヒルさんと遊ぶ?それとも水鉄砲で遊ぶ?」
「先にお風呂?それともパジャマを選ぶの先にする?」
自分で選べることで、子どもの“イヤ”が“自分で決めた”に変わるんです。
主体性を尊重されると、意外と素直に動いてくれたりしますよ。
③「◯◯したら〜しよう!」で未来の楽しみに目を向ける
今やりたくないことでも、「その後の楽しみ」があると頑張れるのは大人も一緒。
子どもも同じで、未来のちょっとしたご褒美がモチベーションになるんです。
例)
「歯みがき終わったら絵本読もうね」
「お着替えできたら一緒にシール貼ろうか」
ここで大事なのは“物でつらない”こと。
日常の中のちょっとした関わりや遊びでも、親が楽しそうに提案することで子どもの気持ちが動くんです。
④「パパもイヤな気分になることあるよ」で共感を示す
子どもがぐずっていると、つい「ダメ」「なんで泣くの」と否定しがち。
でも、それよりも“共感してくれる存在”になるほうが信頼関係が深まると実感しました。
例)
「パパも眠いときはイヤな気分になるよ〜」
「パパも行きたくない日あるよ。でも行ってみたら意外と楽しかったりするんだよね」
言葉だけじゃなかなか伝わらないので、いやそうな表情で言うのがポイントです。笑
こういった言葉をかけると、「自分だけじゃない」と思えるのか、気持ちを少しずつ切り替えてくれるようになりました。
⑤ 声のトーン・目線・距離を意識する
言葉そのものよりも、声のトーンや目線、話す距離感の方が子どもに伝わることってありますよね。
- しゃがんで目線を合わせる
- できるだけ穏やかな声で
- 急かすときほどゆっくり話す
特に焦っているときほど早口で圧が出がちですが、「トーンを落とす」だけで子どもの反応が変わることも。
子どもは「声」ではなく「感情」を感じ取っているんだなと、改めて思いました。
【まとめ】
イヤイヤ期は、親の忍耐力が試される時期。
でも、「どう声をかけるか」で、子どもの反応も、親の気持ちのラクさもずいぶん変わるんだと実感しました。
今回ご紹介したのは、
- 気持ちを代弁して安心させる
- 自分で選べる状況をつくる
- 楽しみを先に提示する
- 共感して気持ちを受けとめる
- 声のトーンと距離感を意識する
という5つの声かけテク。
どれも特別なスキルはいりませんが、少しの意識で親子のやりとりがグッとラクになります。
「もう無理…」が口ぐせになりかけたとき、ぜひ思い出してみてくださいね。
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